骨の構造と機能
成人では206本の骨が骨格筋や靭帯でつながれ骨格を形成しており、骨膜・骨質・骨髄及び関節軟骨の4つで構成されています。骨では、古い骨が壊されて新しい骨が作られるという、骨代謝が常に行われています。骨吸収と骨形成のバランスがうまくたもたれる事で、骨は常に良い状態に保たれます。
骨代謝と糖尿病
糖尿病ばどの原因といわれる、たんぱく質と糖が結合した物質は、骨芽細胞へのミネラル沈着を阻害し、生存細胞数を減少させ、さらに骨の強度を下げるなど、骨障害の原因になることが確認されています。
骨粗しょう症と糖尿病
インスリンの作用低下は、骨代謝を抑制して骨粗しょう症を招きます。同時にビタミンDの合成低下を引き起こし、Ca吸収の低下を引き起こします。