高血糖の障害(1)
血液中のブドウ糖が増えた状態が続くと、赤血球の血管内での移動が悪くなり、細い血管へ流れにくくなり血栓ができやすくなります。さらに酸素が組織に運搬されにくくなります。
高血糖の障害(2)
ブドウ糖はタンパク質と結合しやすく、血管内で「糖化タンパク」という有害物質を作ります。これが増えると血液が汚れてどろどろとなり、細い血管だけでなく太い血管にも障害をもたらします。目の網膜、腎臓、心臓などにも及びます。
高血糖の障害(3)
ブドウ糖が増えると血管細胞は、その処理(ブドウ糖をソルビトールに変える)を行いますが次第にその処理が追いつかなくなってしまいます。血管細胞にソルビトールがたまると、血管細胞が膨張し血流障害、酸素運搬障害が起こります。
高血糖の障害(4)
全身にある末梢神経の細胞がおかされ、知覚神経、運動神経、自律神経のすべてに悪い影響を与え、神経の障害を起こすようになります。